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第3回「酒サムライ(平成20年)」叙任者

小田 與之彦 (おだ よしひこ) 氏


昭和43年(1968年)生まれ

株式会社加賀屋 副社長
社団法人日本青年会議所 会頭

伝統ある石川県の旅館「加賀屋」の副社長としてご活躍されています。
   加賀屋は、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」において、28年連続総合日本一の評価を誇る日本を代表する名旅館です。日本酒をお客様に饗し、日本酒振興の一翼を担って頂いております。また、将来的に台湾への進出も予定され、国外にも日本酒の魅力を発信するキーパーソンの1人としてご活動が期待されます。

   そして、本年は社団法人日本青年会議所会頭として、全国40,000人の青年経済人メンバーのトップとして全国でご活躍されています。本年、日本青年会議所では日本の文化を大切にした運動に取組まれています。


門司 健次郎 (もんじ けんじろう) 氏
  

昭和27年(1952年)福岡県北九州市生まれ。

1975年東京大学法学部卒業後、外務省入省され、現在、広報文化交流部長として、諸外国の国民や世論を対象とする広報文化外交を担当しています。日本酒・酒造りは日本の文化・芸術そのものであるので、日本酒担当とも言えます。

外務省では、フランスで研修の後、国際協定課長、安全保障政策課長など専ら条約と安全保障を担当され、外国は、オーストラリア、ベルギー、英国の各大使館とEU代表部(在ベルギー)に勤務をされ、2003年より条約局審議官、防衛庁(後に防衛省)防衛参事官を経て、2007年3月より2008年7月まで在イラク大使としてバグダッドに勤務。2008年7月より現職に就かれています。

学生時代の悪酔いの苦い経験から日本酒を避け、ワイン、スピリッツを愛飲されていたようですが、80年代終りに日本酒の素晴らしさに接し、衝撃を受ける。日本にも世界に誇れる「國酒」があったのだと感動され、日本酒の海外普及のための活動を始められました。在外勤務では自宅夕食会において必ず日本酒を供するとともに、現地の日本との友好団体、大学、国際機関などで日本酒の講演・利き酒会を数多く主催しています。東京でも、在京外交団、武官団に対し、利き酒会開催や居酒屋巡りなどを通じて日本酒を広める活動をされております。1996年より日本酒輸出協会顧問。

フランス、オーストラリアではワイン、英国ではシングルモルト、ベルギーではビールと駐在した国の自慢の酒を楽しみ、特に、飲んだベルギービールは400種類を超す。 言葉は無理とのことですが、お酒なら世界のどんな国のものでも大丈夫。というのが外交官としてのご本人のキャッチフレーズです。

茂山 宗彦 (しげやま もとひこ) 氏
  

昭和50年大蔵流狂言師茂山眞吾(現茂山七五三)氏の長男として生まれる。

狂言の演出を通じて日本酒の文化、歴史を表現し、伝統の継承をもとに日本酒のみならず、日本文化の情報発信に寄与されています。

4歳の時『以呂波』のシテにて初舞台。その後『千歳』『三番三』を披く。
1994年に従兄弟の茂山 茂・弟の茂山 逸平 らと共に「花形狂言少年隊」を結成。旗揚げ公演以来、若い世代に照準をあわせた「花形狂言少年隊」の活動は、若者を中心とした観客に熱烈な支持を得てNHKの番組「トップランナー」にも取り上げられた。

1995年、東京にて狂言小劇場の公演を正邦・茂・逸平と開始。
フランス・イタリア等の海外公演にも参加。
2000年6月より2005年まで千三郎、正邦、茂、逸平、童司と共に「心・技・体、教育的古典狂言推進準備研修錬磨の会=通称 TOPPA!」を主催。
2006年より「HANAGATA」を正邦、茂、逸平、童司と共に再開。企画製作そして出演までを自分たちでおこなう「HANAGATA」を通し、狂言の魅力を存分に味わっていただき、自らの芸を磨くことを目的としている。
また弟逸平と共に、新作二人芝居 <宗彦、逸平のThat’s Entertainment「おそれいります、シェイクスピアさん」> に挑戦するなど幅広く活躍する。

その他、狂言以外の活動として幻想歌舞伎「土御門大路」、NHKテレビドラマ「京都発ぼくの旅立ち」「ふたりっ子」「終のすみか」「ちりとてちん」等に出演。ミュージカル「アンネの日記」「ザ・近松」「蜘蛛巣城」「天国を見た男」出演と狂言のみならず色々な方面で活躍。今後の活動から目が離せない存在である。

著書に『茂山宗彦茂山逸平と狂言へ行こう』(旬報社)

趣味:ルアーフィッシング・旅・手品・アイスホッケー
好きな物:魚
好きな言葉:ありがとう!!かたじけない!!
好きな狂言:『飛越』『延命袋』『腹不立』『胸突』『清水』


田村 隆  (たむら たかし) 氏
  

昭和32年「つきぢ田村」三代目として生まれる。

大阪・高麗橋「吉兆」で修業。東京都優良調理師都知事賞・食生活文化賞銀賞等を受賞され、平成17年東京マイスターに認定される。
初代の祖父平治、二代目父暉昭から受継いだ伝統を守るとともに、新しい感覚を積極的に取り入れ、次世代を担う子供たちへの食育や料理業界に貢献すべく日々奮闘している。

(社)日本料理研究会 師範、NHKテレビ「きょうの料理」講師など

著書に「隠し包丁」(白水社)、「田村隆の和食入門」(NHK出版)、「つきぢ田村の隠し味365日」(白水社)



Roger Jean Dagorn  (ロジャー ジーン ダゴーン) 氏
  

1949年生まれ。フランス系アメリカ人。

ニューヨークタイムズで四ツ星を獲得し、ザガット・ニューヨークで最高位の評価を受ける高級フレンチレストラン“Chanterelle”(シャンテレル)のマスターソムリエ。
1996年以来、Chanterelleにて日本酒の取扱いを開始。日本酒と料理のマッチングをティスティングメニューで紹介し、1999年から毎年フレンチと日本酒のマッチングを楽しむ酒ディナー会をChanterelleにて開催している。

また、ワインクラス等で日本酒の試飲・紹介をし、日本酒の啓蒙に尽力。ニューヨークのソムリエ協会会長を努めるなどソムリエ同士での人物も厚く、日本酒取扱いに関して米国内のソムリエ、料飲関係者、リカーストア等々へ与えた影響は大きく、現在の米国での日本酒白人マーケットの礎を築いた。



Jan Gerardus Theodorus van Lissum (ヤン ジェラウド テオドール ファン リッサム)氏

1946年生まれ。オランダ人。

ワインマスター、ブレンダー、ワインナリーオーナー、ワインメーカーのアドバイザー、スペイン、オーストラリアワイン組合のオランダ市場での販促アドバイザー、ワインアカデミーの講師、多くのワインとフードのフェアー主催者、ワインとフード関係の専門誌、一般誌のオーナー兼編集長、レストランガイドブック“GaultMiau オランダ”の社長、・・・ワインとフードのあらゆる分野で幅広い活躍をしている。 ベルギーとオランダにおいて、ワインとフード業界に、特にプロフェショナルに対して最も影響力と信頼を得ている実力者。2007年、日本の蔵元の招待で蔵元の製造現場を視察し、すべての商品をテスティングし、オランダ、ヨーロッパ市場向けの商品を選別する。さらに、2008年1月には、彼が主催するベネルックスで一番大規模で権威のある“Wine Professional”に日本酒蔵元を招待し、“Gault Miau Theathet”で12種類の日本酒を専門家たちに紹介。これにより、オランダにおけるワインの専門家、レストランオーナー、ソムリエ、ワインショップに日本酒の価値を実感させた。また一般大衆紙、テレグラフで大きく紹介された。これを境に、日本酒に対する正しい理解が広まった。

さらに、大手ディストリビューターの紹介を得、いよいよ本格的に日本酒がオランダ市場に進出する。これからも引き続き、彼の持っているネットワークと影響力で、日本酒の普及に弾みがつくものと期待している。


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