今年も世界最大規模・最高権威に評価されるワイン・コンペティション「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2025」において、「SAKE部門」の審査が無事ロンドンで開催されました。
IWC SAKE部門は2007年に日本酒造青年協議会(酒サムライ)をパートナーとして発足した世界最大規模の審査会で、今年19回目を迎えました。今年は4月14日から4日間に渡り、ロンドン市のキア・オーバル内の会場にて審査が行われました。審査は日本酒10つのカテゴリー(純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、本醸造酒、吟醸酒、大吟醸酒、普通酒、古酒、熟成酒、スパークリング酒)、総計1476銘柄、18カ国から集まった日本酒専門家70名によって審査されました。エントリー蔵元数は 387蔵、そのうち海外11蔵 (US, 英国、ベトナム、中国)より20銘柄がエントリーされました。
「IWC SAKE部門]」へは2007年の部門創設以降毎年日本酒造青年協議会(会長:北原 対馬)が公式コーディネーターとして全面的に協力しています。
今年の受賞結果、各部門のメダル・トロフィー受賞銘柄については既にホームページ掲載(http://www.sakesamurai.jp/index.html)の通りですが、この度、「SAKE部門」の最高賞に選ばれた「チャンピオン・サケ」、並びに部門を超え優れたコストパフォーマンスを発揮した「グレートバリュー・チャンピオン・サケ」「Sake Brewer of the Year」「IWC Sake Prefecture of the Year」受賞銘柄が、イギリス・ロンドンにおいてロンドン時間の9月9日22時に発表されました。
「チャンピオン・サケ」は、各カテゴリーにおいてゴールドメダルを獲得した出品酒のうち、さらにそれ以上のレベルに達していると認められたものに、「トロフィー」が与えられ、その「トロフィー」受賞出品酒のな中から最も優れておると評価された出品酒に与えられる最高賞で、1476銘柄の中から1銘柄が選出されます。
また、2014年より「グレートバリュー・サケ」が設定されました。この賞はゴールド、シルバーメダル受賞酒の中から受賞条件(720ml瓶換算年間販売本数10万本以上、市場価格1,500円以下)に該当し、優れたコストパフォーマンスを発揮していると思われた酒に対し部門を超えて選ばれています。この「グレートバリュー・サケ」の最優秀賞として「グレートバリュー・チャンピオン・サケ」が選ばれます。
さらに「IWC 2025 SAKE部門」に出品された蔵元の中で1社から複数エントリーされたお酒の全てにわたって高評価を得た蔵元に対して「Sake Brewer of the Year」として表彰されます。
2024年から創設された野村不動産がスポンサーする「IWC Sake Prefecture of the Year」アワードは本大会において上位受賞酒の多い県を表彰するものです。 この賞は、都道府県別でエントリーされた各社の実績を集計し、最も高い評価を集めた地域を表彰するものです。
そしてこの度は、世界から素晴らしい評価を受けた「チャンピオン・サケ」・「グレートバリュー・チャンピオン・サケ」、「Sake Brewer of the Year」「IWC Sake Prefecture of the Year」に下記の銘柄が選ばれました。これからさらに世界のワイン・マーケットにおける日本酒への注目、そして日本酒の多様性への関心が高まることと確信しております。
IWC2025 「SAKE部門」
サケ・ブリュワー・オブ・ザ・イヤー
Sake Brewer of the Year
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株式会社 新澤酒造店
宮城県
Niizawa Sake Brewery Co., Ltd
Miyagi Prefecture

新澤醸造店 杜氏 渡部七海さん
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